「日本の弁護士又は弁理士として、日本において、日本とEU加盟国の懸け橋として活躍できる人材の育成」
ハイネセン多文化支援財団は、日本において教育を受けた人のなかで、日本語のみならず、EU加盟国の言語を操り、かつ、日本及びEU加盟国の文化を深く理解する人材が、家庭の事情や経済的理由により進学や修学に支障をきたすことなく、日本において、意欲的に学業に専念し、その後も日本において、自らの能力や適性等にあった進路を自由に選択できるよう、経済的、精神的に支援することを志しています。
特に、ハイネセン多文化支援財団は、上記のようなバックグラウンドを有する人材が、日本の弁護士又は弁理士の資格を取得し、日本において、これらの資格と複数の文化・言語に関する理解・能力を生かしながら、日本とEU加盟国の懸け橋として活躍できるように助成することを目的としています。
ハイネセン多文化支援財団は、このような日本とEU加盟国の間の懸け橋となりえる人材の育成を通じて、ひいては、日本とEU加盟国間の取引及び交流の活性化、EU国籍を有する者や企業に対する法的支援の質の向上、並びに、日本における多文化主義の発展・促進に貢献できることを願っております。
奨学生には、自らのバックグラウンドを生かしながら、日本の弁護士又は弁理士として、日本において活躍し、民主的な国家の構成員としての自らの責務を強く認識し、究極的には、自由・民主・平和の発展に寄与できる人材となって欲しいと考えています。